吉野山の桜を観光する方へとっておきの情報

古くから桜の名所として知られる奈良県の吉野山。
あの豊臣秀吉の一行が花見をした場所としても有名です。
また『日本さくら名所100選』に選ばれていて、現代でも桜の季節になると多くの観光客が訪れる有名なスポットです。

私自身以前から気になっていたスポットで、今回観光へ出かけてきたのでその時の状況をお伝えしていきたいと思います。アクセスの仕方、所要時間やピーク時間、必要なものについてまとめましたので、これから観光される方の参考にしていただけばと思います。

桜の開花情報

私が観光したのは2022年4月6日(水)、その当日の桜の開花状況は以下となります。

桜の開花情報

極力人混みを避けたかったので満開の時期より少し早めに行きましたが、それでも多くの観光客で賑わっていました。

また満開の時期より少し早めという点を踏まえて、今回の情報を参考にしていただければと思います。

ちなみに桜の開花状況を知りたい方は、吉野山観光協会のページで確認することができます。

アクセス

吉野山は観光地化されてることもあってか電車で行くことが可能で、アクセスのしやすさが魅力的であります。駐車場もあるので車で行くことも可能ですが、あまりオススメはしません。

電車でのアクセス

吉野駅

電車でアクセスする場合、近鉄南大阪線の終点「吉野」で下車することになります。
各地域でのアクセスは以下のようになります。

  • 大阪:近鉄「大阪阿部野橋」から特急で約1時間15分(乗り換えなし)
  • 京都:近鉄「京都」から特急で約1時間40分(「橿原神宮前」で乗り換え)
  • 名古屋:近鉄「名古屋」から特急で約3時間(「大和八木」「橿原神宮前」で乗り換え)

ちなみに駅出口は一つしかなく、駅を出てから観光案内図も出てるので何も知らなくても比較的簡単に観光できます。

大阪から電車でのアクセスについて

今回、私は「大阪阿部野橋」から下記時間の電車に乗りました。

平日の特急電車の始発になります。
電車は2両しかありませんが、この時間の乗車率は80~90%程でした。
もう少し遅い時間帯ではもっと乗車率も上がっていることでしょう。

つまりは平日且つ満開より少し早い時期にも関わらずこの乗車率ということは、土日や満開の時期だと特急乗車するには数日前からの予約が必要と思われます。

ちなみに「大阪阿部野橋」から急行で乗り換えなしでも行くことも可能です。(下記参照)

今回私は旅の気分を味わいたかったのと、なるべく早く現地に着きたかったので特急を利用しました。
ちなみに特急と急行では下記の時間と金額の差があります。

  • 特急:所要時間1時間20分・運賃1,510円
  • 急行:所要時間1時間45分・運賃990円

特急を予約しそこねたとしても、多少時間はかかりますが急行で行くのもアリかと思います。

車でのアクセス

車でのアクセスする場合、桜の季節には交通規制もあるため、ナビに頼るのではなく事前にルートを確認しておいた方がよいでしょう。

また開花状況次第では駐車場も取り合いになるため、もし車でアクセスする場合は早い時間帯から行くことをオススメします。駐車場代も日によりますが、桜の季節では1,500円~2,000円となります。

各エリアの所要時間

吉野山には花見スポットが数十箇所くらいあります。(もっとあるかもしれない)
大きく分けてエリアが4箇所あり、標高準に「下千本」「中千本」「上千本」「奥千本」というエリアに区分けされています。

目安の所要時間

吉野山観光案内図

4月初め辺りから下千本の桜が咲き始め、そこから標高順に桜が徐々に咲き始めていくイメージです。
各エリアの花見スポットについては、「吉野山・桜の見所完全ガイド」がキレイにまとめられてるのでそちらを参照していただければと思います。

各エリアごとのおおまかな所要時間を下記にまとめました。
ある程度余裕を持った時間にしてますが、あくまで目安の時間なので参考程度に留めておいてください。

  • 下千本(ケーブル利用せず):1~2時間
  • 中千本(ケーブル利用)  :1.5~3時間
  • 上千本(ケーブル利用)  :2~4時間
  • 奥千本(ケーブル利用)  :3~5時間
  • 全エリア(ケーブル利用) :5~8時間

今回私は全エリア回りましたが、5.5時間かかりました。
休憩は何度か挟みましたが、普段歩き慣れてる方なので割と早めに済んだと思います。

全エリアを速やかに回りたい場合は、ケーブルを利用して中千本・上千本・奥千本を先に回り、最後に下千本を回るのがオススメです。

特に上千本・奥千本は急な坂道が多いため、普段歩き慣れてない人にとってはキツく感じるかもしれません。ところどころにベンチもあるので休憩しながら回るのがよいでしょう。

ケーブルについて

ケーブル乗り場

ケーブルは必ずしも乗る必要はないですが、乗った方が中千本へスムーズに移動できるので便利です。
ちなみに運賃は片道450円になります。行きは登りなので乗るのをオススメしますが、帰りは下りなので特に乗らなくてもよいかなと思います。

吉野駅出口の風景
吉野駅出口の風景

ケーブル乗り場へは吉野駅出口を出て、そのまま真っ直ぐ2分くらい歩けば辿り着けるので特に迷うことはないので安心してください。

ピーク時間(混雑する時間帯)

お店の人や係員の方から聞いた情報ではありますが、吉野山の桜の季節での混雑する時間帯は10時~14時頃だそうです。土日であれば、もう少しピーク時間が長くなるようです。

確かに平日の13~14時くらいだというのに中千本エリアには人がごった返していました。これだけ人が多いと桜を撮影するのにも一苦労します。

飲食店もあるのですが、この時間帯はほぼ人が並んでいました。
なのでお店の中でゆっくりご飯を食べたい方は、11時くらいに入店するのをオススメします。
また中千本エリアの売店で名物の柿の葉寿司でも買って、休憩所や展望台で食べるのもアリかと思います。

吉野山桜のライトアップ告知

ちなみに期間限定ではありますが、桜のライトアップもしてるので夜に観光するのも面白いかもしれませんね。

必要なもの

最後に、個人的に絶対必要だと思うものとして「帽子」もしくは「日傘」を挙げておきます。

この季節なのでそこまで日差しが強い訳ではないですが、太陽に向かって歩くことが多いので帽子や日傘なしでは日焼けしてしまいます。

私は帽子を被って観光しましたが、それでも若干日焼けした感じがあるので事前に日焼け止めを塗っておいた方がよいでしょう。

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