前回は桜の名所「吉野山」の情報をメインにお伝えしましたが、今回は私の花見旅の内容をお伝えしようと思います。
吉野山の桜を観光する方へとっておきの情報概要としては「中千本⇒上千本⇒奥千本⇒中千本⇒下千本」という全エリアを回った内容となります。
個人的に良かった花見スポットの写真や情報もありますので、これから花見に出かけられる人の参考になれば嬉しいです。
当日の開花状況
まず当日の桜の開花状況をお伝えしておきます。
人混みを避けたかったため、正直なところ満開の時期ではありません。
そのためこの記事の写真は満開でないため少し見応えが物足りないかもしれませんが、その点だけご了承願います。
ちなみに桜の開花状況を知りたい方は、吉野山観光協会のページで確認することができます。
もし「下千本」「中千本」などのワードがわからない方は下記の記事をご覧ください。
吉野山の桜を観光する方へとっておきの情報旅のタイムテーブル
今回の旅のタイムテーブルを下記にまとめました。
・ケーブルを利用して移動。
・一目千本の桜景色を堪能。
・色々なスポットを散策。
・坂道が多く、一番道のりが長く、小休憩を2回挟む。
・色々なスポットを散策。
・高城山展望台にて昼食。
・険しい道のりが多い。
・如意輪寺周辺の道中の景色を楽しむ。
・色々なスポットを散策。
・ケーブルを利用せずに下山。
近鉄「吉野駅」到着
平日の朝8時20分頃に吉野駅に到着しました。
この時間でも多くの観光客がいました。
この日は天気も良く、暖かく花見としては最高の時期でした。
そのためか駅から出た途端にウグイスの鳴き声が聞こえ、早速癒されました。
朝から人は多かったものの自然に来たんだなと感じさせてくれる瞬間でした。
ケーブル(ロープウェイ)
吉野駅出口から真っ直ぐ2~3分ほど歩くとケーブルがありますので、これに乗って中千本へ向かいました。
ケーブルだと2~3分くらいで中千本へ到着できます。
ちなみにケーブルを利用せず、下千本を歩いて中千本へ行くことも可能です。
ただその場合20~30分くらい登り道を歩くことになります。
ケーブルは2台あり、1台のケーブルに乗れるのが最大でも15人くらいです。
もしケーブル待ちの行列ができてる場合は、歩いて中千本へ向かった方が早いかもしれません。
中千本(吉水神社)
ケーブルを降りて左側に歩いていくと黒門が見えてきました。
ここを通るとお寺やお土産屋さん・飲食店などが多くあるため、この黒門が吉野山観光の入り口になります。
黒門を通って、銅の鳥居や金峯山寺を通り、目当ての「吉水神社」まで歩きました。
金峯山寺辺りからお香の香りが漂ってきて、視覚や聴覚だけでなく嗅覚でも花見旅を楽しませてくれます。
吉水神社境内から見れる「一目千本」と呼ばれる桜景色が非常に有名なため、人が混む前にまず真っ先にそこに向かいました。
行ってみるとやはり吉水神社からの眺めは絶景でした。
キレイに広がる青空と桜と緑が相まって、心が晴れやかになる壮大さを感じました。
ただこのスポットでの写真撮影は注意が必要です!
というのも下記の点からキレイな写真を撮るのが難しいです。
- 目の前の木の枝が邪魔で視界を遮る
- 逆光
- 人が混雑している
そのためどのポジション、どの時間帯で撮影するかがかなり重要となってきます。
私はたまたま近くにいたカメラマンの方から教えてもらったおかげで、良いポジションで撮影することができました。
上千本
中千本から上千本へは急な坂道が多く且つ長いため歩くのがしんどくなります。
その影響か下千本・中千本に比べると人も少なくなります。
ただ個人的には上千本のエリアが一番桜の見どころが多いと感じました。
しんどさはあるものの次行く時は絶対に上千本が満開の時期に行きたいと思ったほどです。
次回行く時のための備忘録として、上千本のオススメスポットを下記にまとめました。
オススメ花見スポット①
上の写真の坂道を200~300mくらい進むと、右側に「③災害時の緊急避難所」があります。
ここの桜の雰囲気が良かったのでオススメスポットです。
満開には程遠い感じでしたが、「空の青さ」と「芝の緑」が桜をいい感じに引き立ててくれます。
オススメ花見スポット②
さらにさらに坂道を駆け上がっていくと木々に囲まれた道を通っていきます。
さらにそこを通っていくと、民家が密集してるところがあります。
上記写真の左側の通路(民家の脇道)にオススメスポットがあります。
ちょっとわかりにくので下記の小さな案内板が目印です。
進んでいくと人一人が通れる小さな道があり、下記写真の小橋辺りが撮影スポットになります。
ここは景色を遮るような木があまりないのですごく見晴らしが良く、眼下に広がる桜景色が絶景です。
全体的に桜を画面いっぱいに捉えることができるので、撮影スポットとしても良いと思います。
満開の時期であれば、もっとピンクが映えていたことでしょう。
また太陽の位置によっても景色が違ってくると思うので、おそらく午前中早めの方がいいと思います。
オススメ花見スポット③
さらに奥へと進めると有名なスポットである「花矢倉展望台」があります。
この辺りまで来ると小鳥のさえずりがよく聞こえてきたり、ハイキングを楽しんでるような感覚にもなります。
そしてここの展望台では山登りやハイキングにも負けないような景色が堪能できます。
吉野山だけでなく吉野町を見渡すことができ、見晴らしが格段に良かったです。
この展望台からちょっと歩いたところで「吉野水分神社」があり、一応ここまでが上千本エリアとなります。
奥千本
吉野水分神社からさらに奥へ進んだエリアが奥千本となります。
坂道は多少あるものの上千本に比べればまだマシかなという印象です。
この時期だとまだ桜も蕾の状態で、今回は花見というよりは観光で訪れてみました。
(奥千本の見頃の時期は4月中旬から下旬)
オススメ休憩スポット
ここまで来ると上千本で既に歩き疲れたという方も多いでしょう。
そんな方のためのとっておきの休憩スポットが「高城山展望台」です。
吉野水分神社から500m~1㎞くらいのところにあります。
花矢倉展望台だと違って急な坂道を登らなければなりません。
かなり急なので息切れしないように。
座れるスペースが多くあり、屋根もあるため太陽の光を避けれるのがありがたい。
下千本・中千本で名物の柿の葉寿司を買って、ここで食べるのが最高の昼食になるのではないかと思います。
桜の名所でもありますが、景色が広がっていて心地良く、何より空気がおいしいです。
ちなみに展望台の桜はまだこんな感じでした。
また満開の時期に訪れたいですね。
金峯神社
展望台からさらに奥へと進むと、「金峯神社」があり、この辺りからだいぶ神秘的な雰囲気を味わえます。
金峯神社の左側の通路に行くと、源義経が弁慶から逃れたとされる「かくれ塔」があります。
この時期はまだ蕾でしかなかったですが、桜の名所でもありますからね。
金峯神社はシダレザクラ、参道はソメイヨシノが有名だったりします。
西行庵
金峯神社の右側の道を進むと、今までで一番キツイと思う急な坂道があります。
ここから先は林道となっていて、より空気がおいしく、パワーをもらえるような感じもします。
そして最終的に「西行庵」へと辿り着きます。ここが奥千本の最終地点となります。
歌人西行が住んでたとされる場所であり、なんとも神秘的な雰囲気が漂います。
周辺には紅葉の枯葉がたくさん落ちていたので、紅葉のスポットなのかもしれません。
なので今度は秋に訪れてみたいと思います。
中千本(如意輪寺)
奥千本から上千本へ戻り、花見のオススメスポット②の道から「如意輪寺」を目指しました。
その道中にも明るい桜景色が飛び込んできて癒されました。
そうこうするうちに如意輪寺に到着。
お香の香りが漂い、歩きっぱなし体の疲れがフッと抜け、落ち着いた気持ちになりました。
如意輪寺自体が花見スポットというよりかは、その道中が花見スポットのように思います。
如意輪寺から中千本の店舗が並ぶところまでの道中(帰り道)も桜景色が楽しめます。
下千本
最後に下千本を散策したのですが、時刻は既に14時ということもあり、かなりの人で賑わっていました。
個人的には「韋駄天山」の桜(下記写真)が今日一番の開花だったように思います。
やはり桜は開花してるのが見応えがありますね。
さらに吉野山のシンボル的存在である「金峯山寺」を訪れました。
下千本でも場所によっては開花状況が違い、金峯山寺はあまり開花してませんでした。
金峯山寺内から見れる「南朝皇居跡(妙法殿)」が個人的には好きな撮影スポットですね。
その後ケーブルを使わず下山する訳ですが、その道中も楽しめました。
「大橋」では人だかりができていて、この辺りも有名なスポットです。
正直、最後の下千本エリアは時間的にも人が多すぎて撮影するのも一苦労でした。
ただ開花状況は良かったので大満足でこの旅を終えました。
吉野の葛餅
旅の道中にて買ったお土産「吉野の葛餅」が予想以上においしかったので、追記しました。
葛餅に黒蜜ときなこをかけて食べるので、わらび餅みたいな食感なのかと思ったのですが、食べてビックリ!
プリっとした弾力がある食感がクセになります。
蒟蒻ゼリーよりも弾力があって、ナタデココよりも弾力がないといった感じでしょうか。
プリプリ(コリコリ?)した食感が好きな方にはたまらない一品だと思います。
特に暑い夏には冷やした吉野の葛餅は最高においしいでしょう!
製造から数か月間は日持ちする商品なのもありがたい点です。
また「吉野の葛餅」はふるさと納税でも取り扱ってる商品なので、ポイント狙いで楽天ふるさと納税で購入するのもいいかと思います。
まとめ:旅の感想
今まで色々な花見スポットに出かけてきましたが、吉野山から見える桜景色は絶景ばかりでした。
個人的に吉野山の桜観光で良かった点をまとめました。
- 桜のピンク色が辺り一帯に広がる様が圧巻
- 桜のピンク色に濃淡があり色鮮やかで見とれてしまう
- 吉野山という大自然を五感で感じることができ癒される
- 奥千本の神秘的な雰囲気からパワーをもらえる
なかなか奥千本までの道のりは長いですが、吉野山は進めば進むほど新たな一面が見える奥ゆかしさがあるスポットだと感じました。
大自然の中で現実を忘れることができ、すごく癒されたので個人的には大満足の旅でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。