マンション1階に住むメリットとデメリットをまとめてみた

マンションの1階

私は過去にマンションの1階に住んだことがあります。
ただ私の意見としては「う~ん、どちらかというとナシかな」というネガティブなものです。

この記事を読んでいるということはマンションの1階に住むことを検討してる方かと思います。
私個人の意見はネガティブ寄りで、何故ナシと思ったのか自分の体験を踏まえたデメリットな部分を多めに書いてます。なのでその点だけご了承ください。

メリット・デメリットをよく理解して、あなたの物件探しに役立ててくれれば嬉しいです

1階に住むメリット

メリット

私が賃貸営業してた時のお客さんの中には「住むなら絶対1階がいい」という方がいらっしゃいました。
なので1階に魅力を感じる人いるのも事実で、その方から意見を聞いたメリットも含めて下記にまとめました。

家賃が安い

同じ間取りでも上の階層に比べて家賃が安いのが1階の大きなメリットです。

私自身もこの家賃の安さに釣られて、よく考えもせずに1階に住むのは決断してしまいました。
私の場合、7階建てのマンションで、1階と2階で同じ間取りの部屋が募集してあったのですが、1階の方が家賃が5,000円も安かったので即決しました。

マンションの外観やグレード的に自分の収入とは見合わそうと思っても、1階だったら手が届くくらいの家賃だったりするのが大きな魅力ではありますね。

エレベーターを待つ必要がない

1階なのでそもそもエレベーターに乗ることがなく、エレベーター待ちの時間がないため時間短縮になります。

急いでる時ほどこのエレベーター待ちしてる時間はイライラするものなので、「すぐ移動できる」という精神的にゆとりがもてるメリットもあります。あとエレベーター内で他の住人と一緒になって微妙な空気感を味わうことが一切ないのも隠れたメリットですね。

搬入・搬出が楽

上層階よりも大きな家具(ソファ・棚)などを搬入・搬出するのが楽と言えるでしょう。
もし運ぶものが大き過ぎてエレベーターに乗らなかったら手持ちで階段で移動するしかないからまあ大変です。
また引っ越しも業者に頼らなくても、引っ越しできちゃうのも大きな魅力です。

引越しだけでなく、大きな家具を粗大ゴミに出したい場合などは2階以上だと大変苦労しますからね。
これは間違いなく1階にしかない大きなメリットだと思います。

下の階に気を使わなくてよい

建物構造にもよりますが、マンションだと上の階の足音や物音が聞こえることがあります。
それによるマンション住人同士のトラブルが起こったりもするものです。

そういう意味では1階は下の階に気を使う必要がなく、ドンドンと音を立ててもクレームが出ることもないでしょう。

1階に住むデメリット

デメリット

ベランダ・部屋が丸見え

ベランダが人の通り道側にあると、ベランダや部屋が丸見えだったりします。
通行人だけでなく、向かいの戸建てやマンションなどからも丸見えだったりもします。
そのため「防犯面」や「プライバシー面」においては他の階より劣ってしまいます。

気にしない人はいいのですが、個人的には「見られてる感じがする」「何か嫌だな」と精神的に不安を感じる部分がありました。

ただ窓がすりガラスであったり、ベランダが丸見えにならないように配慮してる物件も多くあるので、内見時にはよく確認しておきましょう。

日当たりが悪い

ベランダや窓の向き、物件の立地によるところもありますが、だいたい日当たりが悪いです。
1階の高さだと、周囲に建物が多ければ多いほど日当たりが悪い可能性が高まってしまいます。

日当たりが悪いことのデメリットとしては、冬は部屋の中が寒くなりやすいところです。逆に言えば、夏は暑くなりにくいというメリットがあります。

ただ日当たりの良し悪しは個人の好みなので、部屋が暗くても構わかったり、休日でも昼間に家にいることがない人は特に気にする必要はないと思います。

音が気になる

個人的に一番嫌な思いをしたのが「音」に関することです。
1階というのはマンションの住人が必ず通るところなので、下記の音が聞こえたりすることがあります。

  • マンション内に人が出入りする足音や話し声が聞こえる
  • 集合ポストの開閉音が聞こえる
  • オートロックの解錠音が聞こえる
  • エレベーターが動く音が聞こえる

もし1階に住むのを検討してるのであれば、下記の4点は確認した方がよいでしょう。

押さえるポイントとしては、「住人の動線」「間取り」です。

当然ながらマンションの入り口やエレベーターに近いところは音が聞こえやすいですし、間取りがワンルームなら玄関の扉以外に音を遮るものがないため聞こえやすくなってしまうということです。

  1. 部屋がマンションの入り口に近いかどうか
  2. 部屋がエレベーターや階段に近いかどうか
  3. 間取りがワンルームなのかどうか
  4. 間取りが1Kだとしても、部屋を仕切る扉があるかどうか

別に音が聞こえても気にしない方もいらっしゃるかと思いますが、夜寝てる時にこのような音が聞こえるのは睡眠の邪魔になってしまいます。寝ようと思ってるのに寝れないのはイライラするものです。

特に若い人が多く住んでるマンションは夜にマンションを出入りすることが多いので、どんな人が住んでるかも事前に確認した方がよいでしょう。

正直なところ「音」に関しては、住んでみてからじゃないとわからないケースがほとんどです。
なので最悪の場合を想定して、「耳栓」を用意した方がいいかもしれませんね。

虫が出やすい

地域差はあるでしょうが、1階はゴキブリやムカデなどの虫が出やすい傾向にあります。

あと近くにゴミ捨て場や飲食店、コンビニなどがあると出現率は高くなってしまうので事前に確認しておきましょう。

私の場合、引っ越した当日にゴキブリが出てビックリしたことがあります。
ただきちんと定期的に対策をしてれば防ぐことはできるので、そこまで大きなデメリットと考えなくてもいいかもしれません。

ニオイがする

上階に比べて、1階は物件周辺のにおいを感じやすい特徴があります。

どんなにおいがするかと言うと、周辺の飲食店やケーキ屋のニオイだったり、近所の晩御飯のニオイだったり、車の排気のニオイだったり様々です。

特に春・秋の季節だとエアコンを使わず窓を開けることもあると思うので、風の通り道によってはニオイがすることもあるでしょう。

ただ窓を閉めればニオイ対策はできるので、そこまで大きなデメリットではないように思います。

1階に住むのに向いてる人

まとめ

最後にメリット・デメリットを踏まえて、1階に住むのに向いてる人がどんな人かまとめました。
ざっくりではありますが、下記のような人にオススメかと思います。

  • 家賃をできるだけ抑えたいと思ってる人
  • 1~2年おきに定期的に近場に引っ越しする人(引っ越しが趣味)
  • 防犯面を考慮すると、女性よりかは男性向き
  • 日当たりの悪さを気にしない人、日中家にいる時間が少ない人
  • 音(耳)に敏感でない人

全部当てはまる人は稀かもしれませんが、複数の項目が当てはまるのであれば1階に住むのもアリなのではないかと思います。

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