バブシリーズの中でもBIGタブレットの『モンスターバブル(以下モンバブ)』と『メディキュア』。
モンバブの方が新商品ですが、お互いに大きさと重量(70g)はまったく同じで、中身もそっくりです。
香りなどの種類についても、お互い似たようなものが存在します。
※左側がモンバブ、右側がメディキュアの種類別名称になります。
- 『かろやかDAYS』 ⇔ 『ほぐ軽スッキリ』
- 『NIGHTモード』 ⇔ 『温もりナイト』
- 『スッキリFREE』 ⇔ 『発汗リフレッシュ浴』※製造終了
バブ公式HPやTwitterでは、両者の違いについて特に言及されていません。
比較検証した『NIGHTモード』と『温もりナイト』は、名前も似てますし、同じラベンダーの香りで、共に濁りがあるタイプです。
これだけ似ていると、消費者目線としては「中身は同じものなんじゃないのか?」とつい疑ってしまいたくなるものです。
私もその疑ってる一人で、気になったので「価格」「成分」「入浴の評価」「その他諸々」を比較してみました。
結論を先に述べると、両者はほとんど似てますが、「モンバブは、メディキュアの改良品である」と言えます。
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価格の違い
まず何と言っても気になるのは、価格の違いかと思います。
定価は不明のため、独自に調査した「市場価格」と「最低価格」の2種類で比較してみました。
モンバブ | メディキュア | 差額 | |
市場価格(6錠入り) | 990円 | 770円 | 220円 |
1回辺りの入浴料 | 165円 | 約129円 | 約36円 |
モンバブ | メディキュア | 差額 | |
最低価格(6錠入り) | 877円 | 657円 | 220円 |
1回辺りの入浴料 | 約147円 | 約110円 | 約37円 |
どちらの価格にせよ、1回辺りの入浴料でおおよそ37円の差額があります。
そしてこの差額分以上の価値がモンバブにあるのだろうか?
次の項目では「入浴中・入浴後の評価」をしていきます。
入浴中・入浴後の違い
この項目では、メインとなる「入浴中・入浴後の評価」を比較してます。
日替わりで、40℃・15分間の入浴を、4日間かけて評価を行いました。
モンバブ NIGHTモード | メディキュア 温もりナイト | |
---|---|---|
詳細ページ | バブ公式の製品ページ | バブ公式の製品ページ |
香り | ||
湯ざわり | ||
癒し (精神的な疲労回復) | ||
保湿 | ||
ポカポカ感 | ||
熟睡度 | ||
総合評価 |
比較して真っ先に思ったのが、「モンバブはメディキュアをベースにして作られてるなぁ」と。
そのくらい両者は似ていて、「香り」と「湯ざわり」を改良したのがモンバブだと感じました。
メディキュアも全然悪くはなかったのですが、お湯のとろみが中途半端なのが欠点ですね。
ただ「香り」や「湯ざわり」は好みもありますし、あくまで一個人の評価に過ぎないので、鵜吞みにせず参考にしてもらえればと思います。
成分の違い
価格や評価が違うので、成分に違いがあるのかを調べてみました。
表示されてる成分を全部載せてますが、色付きの部分のみ見てもらえれば結構です。
成分の並びは、基本的に配合量の多い順に並んでいます。ただし配合量1%以下の成分については順不同です。
炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム(無水)、フマル酸、PEG6000、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、POEベヘニルエーテル、人参エキス、ラベンダー油、酸化マグネシウム、酸化Ti、デキストリン、ブドウ糖、グリシン、POEセチルエーテル、ショ糖脂肪酸エステル、オレイン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、ベントナイト、ジメチコン、ポリアクリル酸Na、ポリアクリル酸、PVP、香料、青1、黄4、赤102、赤106、赤227
炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム(無水)、フマル酸、PEG6000、還元水アメ末、ミリスチン酸イソプロピル、テトラオレイン酸POEソルビット、人参エキス、トレハロース、酸化マグネシウム、デキストリン、ブドウ糖、グリシン、ミリスチン酸オクチルドデシル、POEステアリルエーテル、POE水添ヒマシ油、POEトリデシルエーテル酢酸Na、POE(23)ラウリルエーテル、ショ糖脂肪酸エステル、オレイン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、水酸化ナトリウム、酸化Ti、ベントナイト、ポリアクリル酸Na、ポリアクリル酸、PVP、香料、青1、黄4、赤102、赤106、赤227
配合量が多い成分は、ほとんど同じと言ってもいいでしょう。
「ラベンダー油」はモンバブにはあって、メディキュアにはないので、これが香りの違いなのかもしれません。
また「酸化Ti(チタン)」の含有量にも違いがありそうです。
お湯を白濁させ滑らかにさせるために配合されてるのでしょうが、この辺りが「湯ざわり」にも大きく関わっていると思われます。
※乳白色でとろみがある入浴剤には、だいたい「酸化Ti(チタン)」が配合されています。
結論
これまで「価格」「成分」「入浴の評価」を比較してみました。
1回辺りの入浴料でおおよそ37円の差額がありますが、香りにこだわる私にとってはその差額分の価値がモンバブにはあると感じました。
ただ「香り」や「湯ざわり」にこだわらない人にとっては、はっきり言ってメディキュアの方がお得です。
嗜好は人それぞれなので、最終的にこのように結論付けました。
- モンバブ NIGHTモード ⇒ 香り・湯ざわりにこだわる人、新商品を試したい人
- メディキュア 温もりナイト ⇒ それ以外の人、コスパ重視の人
両者はこれだけ似ているので、近いうちにメディキュアは製造終了してしまうかもしれません。
メディキュアを気になってる人は、製造終了になる前に早めに購入することをオススメします。
(補足)その他の違い
補足として、重要度の低いものについても比較しました。
湯色
多少の照度の違いはありますが、湯色ははっきりと違いがあります。
モンバブの方が乳白色の色合いが強く出ていて、濁りが濃いです。
炭酸濃度
炭酸濃度に違いがあるのか気になってたのですが、バブ公式HPにはそのような情報が一切ないため分りません。
個人的な感想としては、はっきりとした炭酸濃度の違いはないように思います。
発泡力
『モンスターバブル』という名前だけあって、モンバブの発泡力は圧倒的でした。
メディキュアは浴槽の底でじっと発泡してるのに対し、モンバブは生き物のようにスーッと移動しながら発泡していきます。
溶け切る時間
40℃のお湯で溶け切る時間を比較しました。
発泡力が強いモンバブの方が、早く溶け切るかと思いきや意外な結果に。
- モンバブ NIGHTモード:約7分30秒
- メディキュア 温もりナイト:約6分30秒
まさかモンバブの方が遅いとは!
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